植物プロフィール
ホワイトチェスナット(セイヨウトチノキ)は大型の落葉高木で、別名フランス語名で「Marronnier マロニエ」とも呼ばれ、洋菓子「マロングラッセ」には、昔はクリではなくホワイトチェスナット(マロニエ)の実が使われたと言われています。
春から初夏にかけて咲く花は美しく、各国の公園や街路樹として植えられています。樹齢数百年を過ぎたホワイトチェスナットの幹の太さは約1 mにまで成長します。
「世界で最も美しい通り」と言われるパリの凱旋門からコンコルド広場に向かう3km程のシャンゼリゼ通りはこのホワイトチェスナット(マロニエ)の並木としても有名ですが、実際に歩いてみますとレッドチェスナット(ベニバナトチノキ)も混在し、5月頃のパリは、心地良い風とともに満開の白色&赤色の花を愛でながら、歴史ある美しい風景と並木道を存分に満喫することができます。
- 学名: Aesculus hippocastanum
- 和名: セイヨウトチノキ
- 科・属: ムクロジ科 トチノキ属
- 開花時期: 5~6月
- 近縁種: トチノキ
ホワイトチェストナットは秋~冬の間、ベタベタとした樹脂層をもつ大きな幼芽をもち、ここからチェスナットバットのレメディが作られます。長さが50cmにもなる大きな対生する葉は大きく手のひら状、葉の基部で5つから7つの異なるサイズの楕円状の小葉に裂かれ、中脈の両側にほぼ平行に走る20から30対もの側脈が刻まれ、縁は細かい鋸歯状です。

花は全体に白っぽいフリルのようで2cm程の花が数十個集まって、5~6月に樹冠の枝先に出る大きな円錐花序(ピラミッド状)に直立するよう開花します。
良く観察しますと、花冠の中央部は黄色くところどころ淡い紅色、5から8本のおしべは頑丈でカールして大きく外側に飛び出しています。この様子を見ただけでも、昆虫たちの目を引くことでしょう。昆虫へのアピールは、ホワイトチェストナットをはじめ、虫媒花の植物にとっては最も重要なことです。
バッチ博士による説明
「望まない考えやアイディア、議論が頭に入ってくるのを止められない人のために。たいていは、その瞬間の関心が頭を満たすほど強くないときです。心配な考えは残り、あるいは一時的に追い払ったとしてもまた戻ってきます。それらはぐるぐると回り、精神的苦痛を引き起こしているようです。そのような不快な考えが存在すると平穏が追い払われ、その日の仕事や楽しみのことを考えることができなくなります」 『十二人のヒーラーとその他の治療法』より
バッチ博士は、ホワイトチェストナットから「常に不安や葛藤でいっぱいの人」のためのレメディを作成しました。
こんな時にはレメディをどうぞ
下記の項目がいくつか当てはまるようでしたら、ホワイトチェスナットをお試しください。
