ワイルドオート Bromus ramosus

フラワーレメディ

植物プロフィール

イネ科は単子葉植物でたくさんの種類があり、人類の歴史と深く関わりのある植物です。タケやササなどのように茎が木質化するタイプもありますが、木本のように幹が太るということはありません。ワイルドオートはイネ科ですが、米や小麦・大麦のように食用としては利用できないため、栽培されることはありません。

  • 学名: Bromus ramosus
  • 和名: スズメノチャヒキ
  • 科・属:イネ科スズメノチャヒキ属 
  • 開花時期: 7~8月

ワイルドオートはイギリスでは生け垣や荒れ地、道端で見かける高さが1.5m程のイネ科植物です。下記画像のように、葉鞘や茎は繊毛で覆われています。花には花弁が無く緑色でうなだれるように垂れ下がり、風まかせにゆらゆらと揺れています。

国内でワイルドオートの近縁種のイネ科の植物に、キツネガヤやイヌムギがあります。
ちなみにスズメノチャヒキ属には動物にちなんだ名前が多く、例えばキツネガヤやイヌムギのほかに、ウマノチャヒキという植物もいます。このあたりは、人々の生活に密着した動物とイネ科植物の深い関係性を知ることが出来ます。スズメノチャヒキもキツネガヤもイネ科スズメノチャヒキ属の在来種で、ごく普通に観察することができます。

バッチ博士の選んだワイルドオートをイギリスで実際に見たことがありますが、日本で見ることができるキツネガヤが一番近いイメージです。是非、初夏に野原や荒れ地で探してみて下さい。

バッチ博士による説明

「人生において何か素晴らしいことをしようと思っている人、そして様々な経験をして可能な限り楽しみ、人生を最大限有意義に生きたいと思う人のためのものです。しかし問題は、そのために何をしたらいいか、職業や目標など決められないのです。自分でこれだと思うような事や天職を探し出せずに、あせりや欲求不満を引き起こすことがあります」 『十二人のヒーラーとその他の治療法』より

1934年初夏、バッチ博士はバークシャー州の小さな村を訪れた時、林に続く道端のあちこちに生えているワイルドオートと出会い「希望や能力があるにも関わらず、優柔不断で自分の方向性や目標になかなか出会えない人」のためのレメディを作成しました。

こんな時にはレメディをどうぞ

下記の項目がいくつか当てはまるようでしたら、ワイルドオートをお試しください。

  • 時間やエネルギーを浪費しがち
  • 人生の方向性に迷っている
  • 何をしても満足感が得られない
  • 転職を繰り返している
  • 本当にやりたい事が分からない
  • 人生に退屈したり不満を感じる
  • 職場や家族間の人間関係に不安
  • 周囲の人の意見に従いやすい

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