ヘザー Calluna vulgaris

フラワーレメディ

植物プロフィール

ヘザーはヨーロッパ原産でイギリスのやせた土地や湿地に自生しており(ゴースと同様の土壌を好む)、8~10月にかけて荒れ地を覆いつくすように赤紫色の花をつける常緑低木です。ヘザーは人々の生活にとても重宝に使われてきたハーブで、花から染料、木部はピートと呼ばれる肥料が作られます。ピートとは石炭の極端に若いものというイメージの肥料で、ヘザーが堆積してできた泥炭のことです。これを利用してスコッチウイスキーにスモーキーな香り付けをします。

  • 学名: Calluna vulgaris
  • 和名: ギョリュウモドキ
  • 科・属:ツツジ科ギョリュウモドキ属
  • 開花時期:  8~10月

ヘザーは生育範囲を広げ、土壌は次第に酸性化していきます。その結果、他の植物群は徐々に消え、ヘザーの茂る丘陵は羊の放牧ぐらいにしか使われない不毛の地に変わっていきます。

ヘザーの茎はよく分枝して、堅く木質化した丈夫な常緑植物です。花は4枚の萼片からなり、花冠も4枚の花弁が合わさっていますが、花の構造が非常に小さく密集しているため個々の花弁を正確に識別するのが難しい場合もあります。

ヘザーに含まれているアルブチンには美白効果があり、メラニン色素の合成に関わる酵素であるチロシナーゼの活性を抑制する作用がある為、肌に良い影響を与え美白効果に役立つと言われています。またミネラルも豊富で、抗菌作用、収斂作用、利尿作用もあることから尿道炎や膀胱炎などの泌尿器系感染症予防にも有効です。

バッチ博士による説明

「自分の問題を誰とでも話し合う必要があると感じ、話し相手を常に捜している人のためのものです。一人きりで長時間過ごさなければならない時には、自分はとても不幸だと感じてしまいます」  『十二人のヒーラーとその他の治療法』より

バッチ博士は、荒野で生き抜くヘザーの姿を見て「自分のことで頭がいっぱい、孤独が耐えられない人」のためのレメディを作成しました。

ヘザーは、ヒースランド(荒地)と呼ばれる酸性土壌の地域に群生することが多く、独特の美しい景観をつくりだします。特にスコットランドのハイランド地方に広がるヘザーの風景は有名です。ヘザーは、ハチミツや染料に利用されるだけでなく、その美しい外観と強健な性質から、昔から多くの人々に親しまれている植物です。

こんな時にはレメディをどうぞ

下記の項目がいくつか当てはまるようでしたら、ヘザーをお試しください。

  • 一人でいると寂しい
  • 自分に注目してほしい
  • 人の話しを聞くのは苦手
  • 病院を転々としがち
  • 自分に関することで精一杯
  • 常に仲間が必要
  • アドバイスは受けたくない
  • 相手を思いやる余裕がない
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