チコリ Cichorium intybus

フラワーレメディ

植物プロフィール

チコリはヨーロッパ原産キク科キクニガナ属の多年草です。1~1.5mに成長する背の高いハーブで、肥沃で水はけのよい弱アルカリ性の石灰質土壌を好みます。

チコリの花は直径3cm位、澄んだ青紫色の花びらは薄くデイジーのように繊細で、花が時間を知っているかのように正確に朝開き、強い太陽光には弱く午後にはしぼんでしまいます。また朝は青紫の色が濃く、昼を過ぎるとだんだん色も薄くなっていきます。
花の時期は長く6~10月、ひとつの枝からいくつものチコリの花が1日咲いては終わり、翌日にはまた別の花が開花します。チコリの花の観察には、午前中の一番きれいな時間帯をオススメします。

  • 学名: Cichorium intybus
  • 和名:  キクニガナ
  • 科・属: キク科キクニガナ属
  • 開花時期: 6~10月

チコリの花は観賞用としても美しいのですが、その独特の風味と味により、若葉と花はサラダなどに、また根を焙煎しコーヒーの代用品としても利用されます。

チコリはタンポポに似た特徴をいくつか持っています。

※ どちらもキク科の多年草植物で、実は花びらに見える一枚一枚が独立した花(小花)で、小さな花がたくさん集まり、まるで1個の花のように見える「頭状花序」(略して頭花)のスタイルをとっています。
※ チコリとタンポポはどちらも、花弁の先端に細かい切れ込みが入っています。
※ チコリの根を焙煎してコーヒーの代用とする方法は、タンポポの根の利用法(タンポポコーヒー)と似ています。

では、チコリはタンポポの異なる点は?ヒントは、花が咲いている時間帯です。

バッチ博士による説明

「いつも子供や親戚、友人のことを過剰に心配したり気配りをし、何かしてあげられないか探している人々です。間違っていることを見つけると常に正そうとし、そうすることを生き甲斐にしているかもしれません。そして彼らは、気にかけている人たちが自分の近くにいてほしいと願っています」 『十二人のヒーラーとその他の治療法』より

チコリは摘むとすぐに枯れてしまうデリケートな植物ですが、チコリの花は美しく、寛容かつ寛大で献身的な母親のイメージと重なったバッチ博士は「愛情を使って人を支配しようとしている人、周囲から同情や感謝・慈しみをたっぷり受けることを望み、それが叶えられないと充実感が失われ心身が不安定になる人」のためのレメディを作成しました。

こんな時にはレメディをどうぞ

下記の項目がいくつか当てはまるようでしたら、チコリをお試しください。

  • 身内や友人のことが気になる
  • 必要とされる存在でいたい
  • 好きな人の幸せばかりを考える
  • 傍に誰かいないと不安
  • 人の面倒を見るのがとても好き
  • 自分に注意を向けてほしい
  • 親しい人と疎遠になりたくない
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