植物プロフィール
ツリフネソウ科は以前ホウセンカ科と呼ばれていました。熱帯アジア・アフリカに多く分布、4属約600種からなります。やや多肉質で多汁な草本です。花は左右相称で多くは距があります。萼片は5枚または3枚で、花弁同様に着色するものが多いです。熟した果実に少しでも触れると、果皮が急にパーンと弾けて、周囲に種子を撒き散らします。属名”Impatiens”(こらえきれない)も、この忍耐強くない様子から名付けられました。
日本ではツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネの3種が自生しています。園芸種ではホウセンカ、インパチェンスなどが有名です。
- 学名: Impatiens glandulifera
- 和名: オニツリフネソウ
- 科・属:ツリフネソウ科ツリフネソウ属
- 開花時期: 7~9月
- 近縁種: ツリフネソウ
インパチェンスはツリフネソウ科の1年草で、夏から秋にかけて薄明るい山野の水辺や湿地で見ることができ、自生地では群生していることが多いです。高さは約1.5~2m、よく枝分かれして茂ります。茎は太くて節の部分が膨らんでいます。葉は先端の尖った長楕円形で濃緑色、細かい鋸歯縁で紫色の筋があります。
花は袋状で先端が大きく開いて、筒状の部分が続き、反対側の先端は細長く渦巻き状にくるりと巻きます。インパチェンスの花にはピンクから紫まで様々な色がありますが、フラワーレメディに使われるのは、上記画像のような淡い藤色の花だけです。花の後にできる果実は縦に筋の入った細長い形のさやに入っており、熟したものは軽く触れるだけで弾けて種子を飛ばします。

バッチ博士による説明
「考えや行動が素早い人。ためらったり遅れたりすることなく、すべてのことを成し遂げたいと願う人。病気になると早く回復することを切望する。彼らは、のろのろした人に対して我慢強くなるのが苦手で、それは間違っているし時間の無駄だと考えている。そしてあらゆる方法で、そのような人をもっと早くできるように努める。彼らは自分のペースですべてを行うために、一人で仕事や考えをすることを好む」 『十二人のヒーラーとその他の治療法』より
ウエールズ州のアスク川近くに群生しているインパチェンスを見て、バッチ博士は「短気で怒りっぽい人」のためのレメディを作成しました。なお、バッチ博士が最初に作成したレメディは、おそらくインパチェンスなのでは?と考えられています。
こんな時にはレメディをどうぞ
下記の項目がいくつか当てはまるようでしたら、インパチェンスをお試しください。
