ハニーサックル Lonicera Caprifolium

フラワーレメディ

植物プロフィール

スイカズラ科にはツル性と低木があります。世界では500種、日本には約20種が自生しています。花が美しく特徴的な形をしているため、観賞用としても人気があります。

ハニーサックルは古くから知られていた薬草のひとつで、ヨーロッパでは泌尿器系や喘息の治療などに、中国では伝統的に体から毒を出したり熱をとる薬草として利用されていました。また日本では、江戸時代に徳川家康が焼酎やみりんなどにハニーサックルを漬け込んだ忍冬酒を愛飲していたという記録が残されています。
ハニーサックルは周囲に濃厚な香りを漂わせ、その花の甘い蜜をミツバチが吸う様子から「honey(ミツバチ)」+「suck(吸う)」でハニーサックルと呼ばれるようになったようです。

  • 学名: Lonicera Caprifolium
  • 和名:  スイカズラ
  • 科・属:  スイカズラ科スイカズラ属
  • 開花時期:  6~8月

葉は小型の卵形で対生です。茎の上部につく葉は基部が合着しているため、葉の真ん中を茎が突き抜けているように見えます。茎の先端にかたまって着く花は長さ5cm程の赤色筒状花で開花期は6~8月、花弁の内側は白~クリーム色、花が受粉すると黄色に変化します。

バッチ博士はレメディ作成用として、イギリス国内で見つけたハニーサックルではなく、オランダから取り寄せた特別な種類の赤いハニーサックルを選びました。
筒状花が上唇と下唇に開くと、中から長い雌しべと雄しべが顔を出します。開花前の蕾の形も独特で茶さじのように見えます。

バッチ博士による説明

普通の植物は、開花後も色素は多少作られますが、太陽光や空気にふれると破壊される色素の方が多くなり、花の色はどうしてもあせてきます。一方、ハニーサックルは受粉後、時間とともに花弁の中の黄色色素は増えているため、黄色の花のままでなかなか散らずに残っています。

「とても幸せだった時代、あるいは亡くなった友人の思い出や叶わなかった想いなど、過去に生きる人々は昔のことばかりを考えています。彼らは、自分が経験してきたような過去の幸せは二度と訪れることはないと考えています」 『十二人のヒーラーとその他の治療法』より

バッチ博士は、ハニーサックルから「過去を忘れることが出来ず、いつまでも思い出の中に生きている人」のためのレメディを作成しました。

こんな時にはレメディをどうぞ

下記の項目がいくつか当てはまるようでしたら、ハニーサックルをお試しください。

  • 現実に目を向けられない
  • 過去に縛られ未来に進めない
  • 終わったことを後悔しがち
  • 将来の夢は特に無い
  • 幼少期の思い出が少ない
  • 昔の話しをすることが多い
  • 愛する人を失った辛さや悲しみを乗り越えられない
タイトルとURLをコピーしました