植物プロフィール
アスペンは、イギリス全域のやせた土壌や湿った森林に見られます(Larchと同様、先駆性の高い樹種です)。新緑の頃、垂れ下がる灰色の雄花からは黄色の花粉が作られ、それより小ぶりの緑灰色の雌花が受粉すると、白い綿毛のついた種子は風に乗り、あちこちに旅立っていきます。
葉は丸く扁平の葉柄を持ち、表面は滑らかで無毛、裏側はびっしりと繊毛で覆われています。ちなみに日本でよく見られる並木を作っているポプラの葉は三角形をしています。
- 学名: Populus tremula
- 和名: ヨーロッパヤマナラシ
- 科・属: ヤナギ科ポプラ属
- 開花時期: 3~4月
アスペンの種子はフワフワの綿毛とともに風にのって広範囲に広がるのですが、実はアスペンは種子よりも確実な繁殖方法、根萌芽(こんほうが)で増えていきます。
(^^♪ 根萌芽:根から出るひこばえのことです。根さえ生きていれば、新しい芽を出すことができるので、例えば山火事で地上部が燃えてしまっても大丈夫です。
アスペンの木々は、地下で緩やかに繋がってグループを形成しています。もしグループ内の1本のアスペンに何か問題が起こっても、仲間のアスペンから水分や栄養素などの救援物資を得ることで、復活することが出来ます。このあたり、アスペンの「周囲との繋がり・絆」「力強さ」を感じさせられますが、いかがでしょうか?

多くの落葉広葉樹には葉柄(茎のようなものです)があり、少しの風でも葉を揺らしますが、ヤマナラシ亜科(属)は特に葉柄が長く扁平なので、とても風に揺れやすい形状をしています。
ある樹木医さんのお話しでは、葉を揺らすことで気孔をより高い二酸化炭素濃度までもっていくことができ、その結果、光合成を効率的に行えるのだそうです。一方、マツのような針葉樹は葉を揺らさなくても針状の葉で気孔に近い空気が循環するため、葉をそれほど揺らす必要性がないらしいです。
アスペンは効率的に光合成を行うだけでなく、葉を揺らすことで空気の対流が生まれ湿地という環境にも適応できるよう、余分な水分を蒸発させるシステム(除湿機能?)を考え出したようにも見えます。
バッチ博士による説明
アスペンの葉は、ほとんど風のない日でもさやさやと揺らめいています。まるで見えない誰かがこの木に忍び寄って来ているかのように・・・冬の寒さで震えているのではなく、アスペンは何か恐ろしいことが起こることを予知し怯えているとバッチ博士は考えました。そしてアスペンに何か次元の異なるスピリチュアルな作用を感じ取ったのです。
「説明もできないような漠然とした恐怖。例えばある人は、何か恐ろしいことが起こるのではないかという予感におそわれ、曖昧で漠然とした恐れに昼夜を問わず悩まされることがあります。また、こうした人はしばしばその悩みを他人に話すことさえ怖がります」
バッチ博士はオックスフォード州で、震えるように揺れるアスペンから「得体の知れない漠然とした不安や恐怖に怯えている人」のためのレメディを作成しました。
こんな時にはレメディをどうぞ
下記の項目がいくつか当てはまるようでしたら、アスペンをお試しください。
