誰かに話したくなる植物のお話 紅葉が美しい「メグスリノキ」(Acer maximowiczianum) 待ちに待ったメグスリノキの紅葉が、京都市内でも始まりました。メグスリノキはムクロジ科カエデ属の落葉高木で、赤や黄色の紅葉ではなく、上記の写真のように、この時期、葉(葉柄の先が3つに分かれ、小葉3枚からなる三出複葉)は透明感のあるピンク色に染... 2024.12.04 誰かに話したくなる植物のお話
誰かに話したくなる植物のお話 「秋に開花するサクラ」について考えてみました 『桜は春に咲くもの、それは昔からそうだから・・・』と誰でもが思っていますが、上記と下記の写真は、ソメイヨシノとエドヒガンの10月末の風景です。一般的にこの様なサクラは「返り咲き?狂い咲き?」などと表現されています。が、本当にサクラは狂ってし... 2024.11.02 誰かに話したくなる植物のお話
植物観察会 『センブリ君』(Swertia japonica)に出会えた秋の植物観察会 「千回振り出しても苦い」と言われるほど、苦みの強い、しかも苦味に残留性のある植物として有名な薬草、その名は『センブリ君』(Kahorinは、昔からセンブリ君と呼ばせて頂いております、笑)、主な生育地として日当たりの良い山野に自生している2年... 2024.10.08 植物観察会
生薬と漢方処方 大柴胡湯(だいさいことう)に関するご質問の件 大柴胡湯は、耳鳴り、肩こりなどを伴う高血圧症や急性胃腸カタル、胆石症をはじめ、心療内科や皮膚科で扱う疾患に対する作用、また近年ではメタボリックシンドロームなど非常に応用範囲の広い漢方処方の1つです。出典は、2世紀末の中国・後漢代の医師、張仲... 2024.09.14 生薬と漢方処方
メディカルハーブ メディカルハーブ de 中医学シリーズ『新ブレンド』につきまして 中医学の世界では、内臓のことを「臓腑(ぞうふ)」と呼んでいます。「五臓六腑」という言葉は、よく耳にするかと思いますが、これは5つの「臓」(肝、心、脾、肺、腎)と6つの「腑」(膀胱、三焦など)を合わせた言葉です。中医学では「未病」や「病気」は... 2024.08.19 メディカルハーブ
フラワーレメディ ヴァイン(Vine)の想い (その2) 前回の続きのお話しです。古代エジプトでは、祭祀において神々にブドウを捧げることが一般的でした。ブドウは、豊穣・不死・子孫繁栄そして喜び、また神々への感謝の気持ちや祈りの象徴として捧げられました。古代エジプトの遺跡からは、ブドウが神々に捧げら... 2024.07.11 フラワーレメディ