2023年秋 植物観察会(京都御苑)を終えて② の続きです。
植物観察会とても楽しかったです。
ドングリの殻斗、色々種類があるんですね。今後はドングリを見かけたら殻斗に注目してみようと思います。アオギリのお話も神秘的で興味深かったです。
今回の見学会で特に印象に残っているのは、樹木の横から生えてきていた枝の話。私はてっきりエネルギーが余っていて脇から生えたんだと思っていたので、木のSOSだったことはとても衝撃でした。
というのも、お花を生けるものからすれば、あの脇枝は生けるのに丁度良い枝ぶりだったので、その話を聞かなければ、危険な行為におよんでいたかもしれません。
また、今回の植物観察会は植物だけでなく京都の歴史についても学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。また是非開いていただきたいと思います。
御苑には、木が5万本そのうち松が2500本、御苑の周りが4kmという説明から始まり、ぐいぐい引き込まれました。葉のつきかた、ギザギザ、常緑か落葉か、葉脈は?等々落ち葉をひろったり、ついている葉を裏返したり、ヒコバエの事等、今まで見過ごしていた木々たちを、よく観察する事ができました。植物さんたち、色んな環境の中で、めげずに頑張っておられます。その植物のお話しの合い間に、御所の宮家の興味深いエピソードをちりばめて、4時間あっという間でした。
椿とサザンカの見分け方が分かり、すっきりしました。それと御苑の砂利を歩き、厄祓いができ心身が浄められました。参加させていただき心から感謝します。ありがとうございました🙇♀
初めて知ることがとても多く、実物をみながら話を聞けたことはとても勉強になりました。
葉をどうやってみればいいのか、香りをもっているのか、樹皮の特徴など、知らなければただの木でしかないのに、知ることによって見方がかわりました。次は花の咲くころに同じ木を見てみたいと思いました。
印象深かった木はこちら
・ブナ科のどんぐり
人間は栗をたべますが、動物はブナの実やどんぐりを食します。いままでドングリをひとくくりにみて、だいたい実の部分しかみていないので殻斗に違いがあることに驚きました。
・クスノキはアロマの木だった!
木は全部森林の香りと思っていましたが、スパイシーで精油よりも柔らかい実物の香りが癖になりそう…植物園にいったら、上より下を探してしまいそうです。
・エノキのだんだん腹
肥満型の木は老齢な感じがとてもよくわかって親近感がわきました!
樹木の葉には、それぞれ個性があります。はじめは難しいかもしれませんが、実際に葉を良く観察することを繰り返していくうちに、葉だけでも、樹木のおおよその名前あるいは候補が浮かんできます。
例えば、エノキ・ケヤキ・ムクノキなどはちょっと見た感じでは似たもの同士の樹木なのですが、それぞれの葉には、しっかりと特徴があります。それが分かりますと、今後は街中を歩いていても楽しさ倍増‼です。ここにも、あそこにもケヤキの木が❕みたいな感じでしょうか?
次回の観察会は、来年3月頃を予定しています。(詳細が決まり次第、ご案内させて頂きます)
3回に分けての記事を通じて、今回の植物観察会(京都御苑)の雰囲気が皆様にお伝え出来ましたら幸いです。なお植物観察にご興味のある方は、どうぞ次回以降のご参加をお待ちしております。