生薬と漢方処方

生薬と漢方処方

「本草綱目」(金陵本)の特別展示 ー 植物園のお宝展 ー

京都府立植物園では、世界的にも希少な中国・明代の薬草学の古典『本草綱目』の初版本(金陵本)を所蔵されています。『本草綱目』とは、中国の医者・学者であった李時珍先生(1518~1593)が、薬となる動植物や鉱物など、作用・効用・産地について、...
生薬と漢方処方

「淮南子(えなんじ)」に書かれた神農の伝説

先日の中医学セミナーの中でお話しした内容に関しまして、ご質問を頂きましたので補足させて頂きます。神農(しんのう)は古代中国の伝説の皇帝の一人で、炎帝神農(えんていしんのう)、神農大帝(しんのうたいてい)、薬王大帝(やくおうたいてい)とも呼ば...
生薬と漢方処方

中医学・後世派漢方の基本 その1

中医学・後世派漢方とは?中医学・後世派漢方の理論は、長年の臨床経験に基づいて体系化されてきた医学です。中医学・後世派漢方では、生命活動の基本的な要素として「気・血・津液・精」を重視し、過不足や流れの異常が病気の原因となるというシンプルな考え...
生薬と漢方処方

大柴胡湯(だいさいことう)に関するご質問の件

大柴胡湯は、耳鳴り、肩こりなどを伴う高血圧症や急性胃腸カタル、胆石症をはじめ、心療内科や皮膚科で扱う疾患に対する作用、また近年ではメタボリックシンドロームなど非常に応用範囲の広い漢方処方の1つです。出典は、2世紀末の中国・後漢代の医師、張仲...
生薬と漢方処方

生薬「杏仁」「巴豆(はず)」で、有名になった漢方医のお話し

漢方の本場、中国になかった処方を考え出した日本の優れた漢方医には華岡青洲先生や吉益東洞先生をはじめ、たくさんの名医がいらっしゃいますが、今回はその中のお一人、原南陽(はら なんよう)先生のお話しを少しご紹介します。原南陽先生のご紹介1753...
生薬と漢方処方

『春の妖精』を目覚めさせるオウレン属(Coptis)

早春のひとときだけ地上部に葉を出し、花を咲かせたかと思うと夏前には跡形もなく地上から姿を消す植物、例えばカタクリ、セツブンソウ、イチリンソウ、ニリンソウ、フクジュソウ、エゾエンゴサク、ツルネコノメソウなどなど、これらの植物はスプリング・エフ...