誰かに話したくなる植物のお話

誰かに話したくなる植物のお話

美しい雑草 Commelina communis

ツユクサは一日花と言われています。早朝は元気に咲いていますが、光が地面に届く頃には萎んでしまうので一日花ではなくて、実質、半日ほどのはかない命。その短い時間内でいかに子孫を残していくか、ツユクサには、過酷な状況下で生き抜くための巧みな戦略が...
誰かに話したくなる植物のお話

ロータス効果と『ご飯がくっつかないしゃもじ』

今の季節、ハス(Nelumbo nucifera)やサトイモ(Colocasia esculenta)の葉の上にコロコロとした水銀のような水の塊がのっているのを良く見かけます。葉の上に落ちた雨水は水玉のようになり、葉の上を転がりながら、汚れ...
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牧野博士が最愛の妻に捧げたスエコザサ ( Sasaella ramosa var. suwekoana)

朝ドラ『らんまん』のモデルとなった植物学者・牧野富太郎博士は、宮城県で発見した新種のササに、博士の研究生活を長年支えた寿衛さん(本名は、すえさんだそうです)に因ちなんで学名を付けました。それにしても、きれいな花を咲かせる植物も他にたくさんあ...
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ヒトツバタゴ(Chionanthus retusus)、ちょっとイカシュウマイ?のようにも見える花

ゴールデンウィークの終わり頃、4枚に深く裂けた純白のひも状花弁を持つ小花が、樹幹を覆いつくすように優しい香りを放ちながら咲く不思議な植物「ヒトツバタゴ」、非常に珍しくあまり見慣れない樹木であるため、通称「ナンジャモンジャの木」として呼ばれて...