2023年秋 植物観察会(京都御苑)を終えて ①

植物観察会

11月26日(日)の午後、この季節にしては温かく、絶好の散策日和でした。遠方からもご参加頂き、この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。

京都御所・京都仙洞御所を囲む京都御苑は、京都の中心地にある、四季折々の豊かな自然を満喫できる広大な国民公園です。昔は、160以上の公家屋敷があったそうですが、明治2年、都が京都から東京(江戸)へと変わり、それに伴い天皇家と公家たちは東京へと移り住んでいきました。
その結果、公家屋敷は空き家となり荒廃してしまいます。しかしその後、明治天皇の命によって整備されたのが、現在の京都御苑の始まりです。

御苑内には約5万本の樹木が生育していますが、松(アカマツ・クロマツ)以外は、どれも似ているようにも見えます(笑)。
今回の観察会のテーマは「樹木の」、実際に落ち葉を拾い、葉の周囲のギザギザの形(鋸歯といいます)や触り心地、葉の付き方など良く観察することにより樹木の名前を特定し、さらにその樹木の特徴をお話しさせて頂きました。

ご参加頂いた皆様より、観察会終了後に感想などを頂戴致しましたので、一部ご紹介させて頂きます。皆様のコメントをご覧になると、観察会の雰囲気や観察会の内容をお伝え出来るのではないでしょうか?(快く感想をくださいました皆様、本当にありがとうございました)

京都御苑 植物観察会、ほんとうに楽しかったです。ぜひまた参加したいです!

目で見て触れて、お話しを聞き、参加の皆さんの反応も楽しく、あっという間でした。

宮家のヒエラルキーや貧富の差、屋敷の位置。誇り高き京都人。歴史のお話しもめちゃめちゃ楽しかったです。
意味や役割があり、わざわざそこに植えられているアオギリさん。ゆらゆら不思議な葉の揺れ方にはそんな秘密が!とか、爪磨きになる葉があるなんて!とか、長年ずっと分からなかったサザンカと椿の見分け方も、もう大丈夫💪ウワミズザクラのお話しもすごかったー✨すべてがワーオでした。
京都は大好きでよく訪れていますが京都御苑をじっくり散策したのは初めてです。素敵な楽しみ方を教えていただきほんとうに感謝です。

緑に触れ合う事がほとんどない毎日を過ごしているので、気持ちがリフレッシュされました。
植物の事だけでなく京都御所ならではの豆知識、そしてここだけの話(笑)なども交えながら内容は盛りだくさんであっという間のひとときでした。
何より植物観察会での魅力は五感を活用し楽しめる事。脳が活性化され記憶に残りやすい気がします。充実の時間を過ごすことができました、ありがとうございました。

2023年秋 植物観察会(京都御苑)を終えて② に続きます。

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