ホワイトチェスナットが教えてくれた「均等」と「平等」の違い (その2)

フラワーレメディ

前回、ホワイトチェスナットは、ポリネーター(花粉媒介者)であるマルハナバチさんのみ理解できる蜜標の色(黄色と赤色)のサインを送るお話しをしました。
もし前回のお話しをまだお読みでない場合には、宜しければ、こちらのページからご覧ください。

今回のテーマは、「均等」「平等」です。まずはチモ博士に、それぞれの言葉の意味を教えて頂きましょう。

チモ博士
チモ博士

「均等」と「平等」は、どちらも「同じ」という意味で使われますが、違いがあります。皆さんはこれらの違いをきちんと説明できますか?

まず「均等」とは量や質が同じであることを指します。例えば、5人に対して1枚のピザを5等分に切り分けるのは均等です。
一方「平等」とは、差別や偏見なく扱うことを指します。例えば、地球上のすべての人々が差別や偏見なく扱われるなど。
このように、均等は物理的な状態を指すのに対し、平等は社会的・政治的な状態を指します。

チモ博士
チモ博士

「均等」は物理的な世界で実現しやすい概念です。しかし「平等」は、社会的・政治的な世界では実現が難しい概念です。なぜなら、人にはそれぞれ異なる能力や経験があり、それをすべて平等に扱うことは難しいからです。

もう少し分かりやすい具体例として、時給1,000円で働いているアルバイトさんが数人いる職場をイメージしてみてください。
一生懸命働いている人と働いていない人、時給が一緒というのは物理的な意味で均等ですが、一生懸命働いている人は働いていない人に比べて、より多くの価値を社会に提供していますので、一生懸命働いている人の方が、本当は高い報酬をもらってもよさそうな気もします。

もし「均等」を重視すれば、一生懸命働いている人と働いていない人の時給が同じで良いかもしれません。しかし「平等」を重視すれば、一生懸命働いている人は働いていない人よりも、高い報酬を得るべきという考え方もあるのです。

一生懸命働いている人=交配を手伝っている → ポリネーターのマルハナバチさん

働いていない人=交配を手伝わずに蜜だけ盗んでいく → 盗蜜者のコハナバチやチョウ類

Kahorin
Kahorin

ホワイトチェスナットは、開花とともに訪れる虫たちに対して、蜜を「均等」に分けるか、あるいは「平等」に分けるかを本当に真剣に考えたことと思います。どちらも大切な概念ですので。

そして悩んだ末に、「平等」コースを選びました。つまり、懸命に交配を手伝ってくれるポリネーターのマルハナバチさんにだけ理解できるサイン(蜜標の色の変化でしたよね)を送ることにしました。

ところで、フラワーレメディ「ホワイトチェスナット」ボトルラベルには「Tranquillity」と書かれています。

悩んだ末にやっと答えを見つけたとき、私たちは心が落ち着き、安らぎを感じます。また、達成感も得られることでしょう。この感覚が「Tranquillity」です。

ホワイトチェスナットのレメディに関しましては、宜しければこちらのページも、どうぞご覧ください。


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